別マガ8月号、進撃の巨人47話についてちょっとした考察みたいなものを書いてます。
まだ読んでない方、ネタバレを避けたい方は読まないでくださいね。

 以下、続きから。


 巨人についての謎なんかはとりあえず置いといて、ユミルの行動について、個人的な希望的観測なぞを書いてみたいと思います。ユミクリ大好きでユミルに対して買いかぶり気味なところがありますが、ご容赦を。


 さて、まずユミルのあの行動が本気なのか演技なのか?というところが疑問に思われます。ベルトルトと会話していたところまでは非常に冷静だったので、移動を始めたところでああいった激しい抵抗を始めたのはかなり唐突な印象を受けます。
 個人的には、「クリスタに今会いたい」というのは本音、そのほかについては、いろいろな駆け引きというか策というか、そんなようなもののニオイを少し感じています。

 これまでのユミルはとにかくクリスタを守ることを第一義としていたので、「未来を奪うことになっても」というのはちょっと違和感のあるところですが、それよりも「今会いたい」を優先した(ように見える)のは何故か。自分が死ねばもう二度と会えないから、ということには言及していますが、もしかしてそれが一番の理由ではないんじゃないでしょうか。

 ユミルとクリスタが二度と会えなくなる状況というのは、ユミルが死ぬ以外に、クリスタが死ぬパターンがあります。あるいは二人とも死ぬか。


 それを踏まえて、ユミルの態度が激変したキッカケを見てみると、兵団が来ていることが分かり、どうやらクリスタも来ているようだ、と察知したことです。

 ここでポイントになるであろうことが、話の舞台です。
 つい登場人物の言動にばかり気をとられてしまうんですけども、彼らがいまいる場所はウォールマリア内。先月号46話のユミルの言葉を借りると「巨人さん方の敷地内」です。つまりとても危険な場所。実際、47話内でも憲兵が犠牲になった描写があります。
 そういった場所に、クリスタが出てきているわけです。クリスタは10番の成績で卒業したものの、その実力に疑問符がつくことはユミルが一番知っています。
 そのことを考えると、自分が死んで会えなくなる事よりも、クリスタが今死んでしまうことを恐れたのでは?という気がしてくるんですね。


 ということで、ユミルが今一番にしたかったことは、「今ここにある危機からクリスタを守ること」だったのでは?未来の話はそのあと。という仮説(というか、こうだったらいいなという希望?)を立ててみました。
 ああいった状況で二人が再会したら、という場面を想像すると、思い浮かぶのは「ユミルのバカバカ!心配させて!」「バッカお前なに追っかけて来てんだ、アブねーだろ!」などと罵倒しつつ互いを心配し合う二人の姿だったりするので、心情としてはしっくりくる気がします。


 しかしまぁ、最近読み始めた人間の浅い考察ですので、つじつま合わないかもしれないし納得できないとこもあるでしょうし。あんまり自信はないです。気が済んだら消すかも。
 お粗末様でした~。